銀行カードローンで複数の借入を一本化!おまとめローンの選び方

2016年8月6日

TVCMや雑誌など、最近ではメディアを通して見ることが多くなった「おまとめローン」。ローンの一本化ともいわれていますが、これは複数の金融機関から融資を受けている方が、それらを1つの金融機関にまとめて返済の負担を減らすという目的があります。このところ、銀行でも消費者金融でも名前こそ違いますが、似たような商品のものをいくつも目にする機会があるでしょう。しかし、この「おまとめローン」、返済先を1つにまとめる以外にも、どのようなものが含まれているのでしょうか。ここでは、そんなおまとめローンについて、その内容を解説するとともに利用する際のメリットやデメリットを紹介したいと思います。

目次

おまとめローンはどういうカードローン?

おまとめローンは、複数のカードローンの借入を一本化することをいいます。
2010年6月18日に、総量規制が施行されたのを機に、消費者金融のカードローンでは年収の3分の1以上は融資ができないことになりました。
そのため、複数のカードローンを利用して融資を受けていた方は、規制された金額を超えてしまうため、新たな融資を受けてそれらの返済に充てるということができなくなったという背景から、この「おまとめローン」が生まれたのです。

また、消費者金融で融資を受けたことがある方であれば分かるかも知れませんが、先述の通り、消費者金融はその総量規制の対象となっています。
基本的に、その範囲でしか融資を受けることができないのですが、現状よりも金利が低くなる「おまとめローン」を利用する場合に限り、「顧客に一方的有利となる借り換え」という貸金業法が適用されるため、消費者金融であっても年収の3分の1以上の融資が可能となるのです。

しかし、いくら総量規制の範囲を超えて借りられるからといっても、おまとめローンにはデメリットとなる要素もあります。
しっかりと把握しておかなければ、今まで以上の負担となることもありますので注意が必要です。

おまとめローンを探すときに見ておきたいポイント

残念ながら、おまとめローンを提供している金融機関には、私たちのよく知る金融機関のほかにも、悪質な業者がいるといわれています。返済している人の“負担を軽くしたい”という思いにつけこみ、個人情報を入手したり、多額の利息を支払わせたりということもあるようです。そんな悪質な業者に関わらないようにするためにも、おまとめローンを探すときに見ておきたいポイントを紹介したいと思います。

■知名度
おまとめローンを利用する上で、最も基準となるものなのではないでしょうか。特にCMなどで見られる金融機関ならば、まず安心して利用してもよいかと思います。反面、名前をまったく知らない金融機関であれば、いくら金利が低くて魅力的でも利用は控えたほうがよいでしょう。また、なかには知名度の高いカードローンに似せた名前で、営業しているところもあるようなのでこちらも注意が必要です。

■設立年数と貸金業登録番号
設立年数を見るということもポイントです。一般的に、設立してから1年未満の会社の利用は避けたほうがよいとされています。ホームページなどで確認することもできますので、利用を検討する際は、確認しておきましょう。さらに、「貸金業登録番号の確認」もあわせて行っておきたいところ。貸金業登録番号は、消費者金融の営業に際して、財務局や知事に申請して交付される番号のことをいいます。そのため、知名度の高い大手金融機関のようなところであれば、まずこちらの番号がありますので安心です。しかし、悪質な業者の中には、この番号がない場合や詐称をしている場合もありますので、“怪しい”と感じたら金融庁が提供している「登録貸金業者情報検索入力ページ」より確認してみると良いでしょう。

おまとめローンを組むのにも審査が必要

おまとめローンを組むのにも、消費者金融や銀行カードローンを利用するときのように、審査を通過しなければ利用することができません。また、その審査は大変厳しいものだといわれています。ちなみにその審査で見られる主なポイントとしては、「借入件数」「事故情報の有無」「勤続年数」などです。

「借入件数」は、まず現在いくつの金融機関から融資を受けているのかを把握しておくことが必要です。なぜなら、おまとめローンの審査では、借入総額よりも各金融機関からの借入件数のほうが見られる傾向にあるためです。一般的な数でいうと3~4社以上の金融機関からの借入がある場合は、審査に通過することが厳しいとされています。というのも、おまとめローンで複数のローンを一本化できるかどうかは、信用が大きく左右するからなのです。通常、カードローン業界では、1つの金融機関を長期に渡って利用している方というのは、信用の度合いが高いとされています。例えば、同じ300万円を借りるにしても、1つの金融機関で300万円借りるのと、3つの金融機関で100万円ずつ借りるのとではその意味合いが違ってきます。借入金額が大きいということは、それだけその金融機関に信用されているということですし、複数社にまたがって融資を受けているということは、それだけ信用の度合いが低いと判断されるのです。そのため、おまとめローンで複数のローンを一本化するには、まずは現時点の借入先とその件数を把握しておき、審査に通りやすい数に可能な限りまとめておくことがよいようです。
次に「事故情報の有無」についてですが、こちらは過去に長期に渡る返済の延滞、不払いなどで金融機関との間にトラブルを起こしたことがある場合、信用情報機関に「事故情報」としてデータに登録されていることがあります。基本的にその情報は5年程度保存されますので、その期間は審査への通過が難しくなるようです。そして、「勤続年数」ですが、この年数が短いと、いくら年収が高い方でも難しいといわれています。金融機関では、転職を繰り返し勤続年数が少ない人よりも、1つの会社に長く勤めている人のほうが、信用が高いとされています。基準は金融機関によってはまちまちですが、おおよそ3ヶ月程度とするところと、半年から1年とするところがあるようです。

ローンを一本化するなら銀行カードローンがオススメ

おまとめローンを利用してローンを一本化するには、2つのタイプの金融機関を選ぶことになります。それは、「消費者金融カードローン」と「銀行カードローン」です。
それぞれの特長をあげると、「消費者金融カードローン」は、職種・職業などの制限はなく正社員でもアルバイトでも利用しやすいカードローンだといえます。銀行カードローンに比べると金利は少々高めですが、その分、審査におけるスピードや、ATM・インターネット口座を利用した返済方法が豊富だといったものがあげられます。
一方の「銀行カードローン」は、消費者金融のカードローンと比較すると、若干低めの金利に設定していることが特長です。また、最高限度額も高めの設定となっているものが多いです。しかし、ローンを利用する際の審査は、安定した収入があることや継続的な収入があることなど、消費者金融よりも厳しいとされています。
また、両者に共通しているのが「事故情報」の有無の審査。過去に返済の延滞、不払いなどで信用情報機関に「事故情報」として登録されている方は、おまとめローンの審査はより厳しくなるようです。

このように、消費者金融カードローンと銀行カードローンには違いがあり、その特長もさまざま。
そして各社のおまとめローンの種類を見てみると、消費者金融よりも銀行カードローンの方が豊富です。ローンを一本化するには、銀行と消費者金融のどちらがいいのかということを考えた場合、利用する側にとってはそれだけ選択肢が増える、銀行カードローンがより利用しやすいのではないでしょうか。

おまとめローンを利用するメリット

ローンを一本化する「おまとめローン」を利用すると、さまざまなメリットがあります。1つは、返済日の管理です。消費者金融カードローンや銀行カードローンなどの複数の金融機関から融資を受けている場合、それぞれの返済日をうっかり忘れてしまい、期日に返済できないということも。しかも、それが常々だと「事故情報」に登録されかねません。しかし、おまとめローンでは、利用する金融機関も一本にまとめられ、その返済日も1日のみ管理すればいいだけなので、このような心配もありません。また、数社に分散していると返済時の手数料もその数だけ掛かります。平均的な利用料金216円で計算しても【216円×社数】となり、かなりの負担です。「おまとめローン」は、この点についても解消してくれるでしょう。
さらに、毎月の返済額を減らせるというのも魅力です。一般的に、消費者金融や銀行カードローンは、その融資金額が大きいほど、掛かる金利も低くなる傾向にあります。ローンを一本化すれば融資金額も大きくなり、それに掛かる金利を低く抑えることができるため、返済の負担を減らせるということもあるようです。さらに言うと、銀行カードローンはそもそも消費者金融よりも低金利なことが殆どなので、既に借りている業者に消費者金融が含まれる場合は、銀行カードローンに一本化することでかなり利息負担を削ることができます。
ほかにも、「おまとめローン」を利用すると、精神的な余裕が生まれるようです。つまり、複数あるカードローンを一本化することによって、新たな返済計画を立てることができます。そこから返済期間を明確にすることで、収支と支出のバランスが取りやすくなり、自分のペースで無理のない返済が可能となるから
です。

知っておくと安心!おまとめローンのデメリット

上記のように、金利を低く抑えることができたり、毎月の返済額を減らせたりすることなどが期待できる「おまとめローン」ですが、実はデメリットもあるのです。それは、手続きに手間が掛かるということ。例えば銀行カードローンでおまとめローンを利用する場合は、その銀行の口座を新たに開設する必要があることも。
また、消費者金融や銀行カードローンのおまとめローンでは、さまざまなコース・プランを提供しているということもあり、その中から自分の状況にぴったりなものを探すのは一苦労。ただでさえ審査に時間が掛かるのに、探すとなると余計に手間が掛かります。このように、探すところから利用開始となるまでの時間が掛かるといったことも、デメリットとしてあげられます。さらに、前述にもある審査についても、おまとめローンでは厳しさが増すようです。一般的に、カードローンでは金利が低くなる分、個人の信用情報なども厳しくチェックされるといわれているため、一本化のように低い金利のカードローンを利用する場合は、それだけ審査が厳しくなるといえます。
それから、おまとめローンに切り替えたのに、思ったほど金利が下がらないということもあります。特に、初めて利用する金融機関であれば、なおさら最低の金利でおまとめローンが利用できるということは難しいようです。これは、金融機関と利用者の信用問題に関わることで、きちんと返済してくれる人だという信用がなければ、はじめから金融機関も低い金利で融資はしません。ですから、「おまとめローン」を利用する金融機関を探しても希望の金利で利用できるところがないといった場合は、現在利用している複数ローンの中から、最も利用実績があり信用を得ているところで、ローンを一本化するということを考えてみるのも一つの手です。
そのほか、先ほどのメリットでも紹介した毎月の返済額を減らせるということも、実はデメリットとなりうることもあるのです。というのも、ローンを一本化しておまとめする理由としては、毎月の負担を減らすという目的があるかと思います。しかし、支払総額が変わらないにも関わらず、月々の返済額が減るということは、それだけ支払い期間が延びるということになります。いくら金利や月々の返済額が減ったとしても、その期間は延びてしまいますから、最終的にローンをまとめて一本化する前よりも借入総額が増えてしまうということも考えられるのです。

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