カードローンの無利息期間サービスを各社で徹底比較!
カードローンで借入してから、一定期間は利息が0円になる「無利息期間」。設けられた期間内に融資して...
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銀行や消費者金融などは、ローンなどを貸し出す際には必ず金利をつけて貸し出しを行います。そのため返済時には利息が発生し、借り入れた金額よりも多く返すことになります。
ですが、カードローンの中には「初めての借り入れなら30日間無利息」というようなサービスを行っているカードローン会社もあります。
そのため、今回の記事では無利息期間がある場合と通常の場合を比較をしていきます。また、利息が大きくなりやすいと言われるリボ払いの利息についても解説していきます。
無利息期間とは文字通り、無利息期間内であれば利息が発生しないということを意味します。
例えば、無利息期間が適用される条件の人が10万円を借り入れた場合には、借り入れから30日間は利息が発生しないため、30日以内に完済するのであればその返済総額は10万円ということになります。
無利息期間は期間が過ぎると通常の金利で利息が発生します。例えば、無利息期間が30日間だった場合、31日目からは残高に対して利息が発生します。
無利息期間中に返済が遅れてしまった場合は、無利息期間がまだ残っていたとしても返済が遅れた時点で終了となり、返済期日の翌日からは通常金利に戻ってしまうことがあります。
また、カードローンによっては無利息期間自体が無かったことになるカードローンもあります。その場合、借り入れ日から通常の金利が適用されるため、無利息期間のメリットは一切消えてしまうので延滞には注意が必要です。
無利息期間中は利息が発生しないカードローンは、主に以下のようなものがあります。
無利息サービスのある主なカードローン会社
金利 | 無利息の期間 | 条件 | |
---|---|---|---|
アコム | 3.0%~ 18.0% |
契約日の翌日から30日間 | ・アコムを初めて契約の方 ・返済期日を「35日ごと」にする |
アイフル | 3.0%~ 18.0% |
契約日の翌日から30日間 | ・アイフルを初めて契約の方 |
プロミス | 4.5%~ 17.8% |
初回借り入れ日の翌日から30日間 | ・プロミスを初めて契約の方 ・メールアドレス登録 ・WEB明細登録 |
ノーローン | 4.9%~ 18.0% |
借入日の翌日から1週間 | ・2回目以降は、完済した翌月から利用可能 |
無利息期間の適用はノーローンを除く他3社が、初めての契約の方という条件を設けており、一度契約すると無利息期間内だけは利息がかからないという仕組みになっています。そのため、無利息期間を過ぎるとそれ以降の借り入れは通常の金利が適用されます。
返済回数 | 返済期間 30日 |
返済期間 2カ月 |
返済期間 6カ月 |
返済期間 1年 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 約740円 | 約740円 | 約740円 | 約740円 |
2回目 | 約369円 | 約616円 | 約678円 | |
3回目 | 約493円 | 約616円 | ||
4回目 | 約369円 | 約554円 | ||
5回目 | 約246円 | 約493円 | ||
6回目 | 約123円 | 約431円 | ||
7回目 | 約308円 | |||
8回目 | 約308円 | |||
9回目 | 約246円 | |||
10回目 | 約184円 | |||
11回目 | 約123円 | |||
12回目 | 約61円 | |||
利息合計 | 約740円 | 約1,109円 | 約2,487円 | 約4,803円 |
返済回数 | 返済期間 30日 |
返済期間 2カ月 |
返済期間 6カ月 |
返済期間 1年 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
2回目 | 約369円 | 約616円 | 約678円 | |
3回目 | 約493円 | 約616円 | ||
4回目 | 約369円 | 約554円 | ||
5回目 | 約246円 | 約493円 | ||
6回目 | 約123円 | 約431円 | ||
7回目 | 約369円 | |||
8回目 | 約308円 | |||
9回目 | 約246円 | |||
10回目 | 約184円 | |||
11回目 | 約123円 | |||
12回目 | 約61円 | |||
利息合計 | 0円 | 約369円 | 約1,747円 | 約4,063円 |
上記の内容で比較してみると、無利息期間を設けているカードローンと通常金利のカードローンの利息差は、最初の月の利息分の差しかないのがわかると思います。
借り入れ額が5万円ということもありますが、その差はわずか740円しかありません。
無利息期間の有無以外で条件が同じだと、2ヵ月でも1年でもお得になる利息の差額は同じのため長く借り入れるメリットはあまりありません。
ですが、無利息期間がある間に多めに返済または完済ができるのであれば、無利息期間があるカードローンを選択しても良いでしょう。
「リボ払いの利息がとんでもないことになっていた」と言う話を耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。そんなリボ払いですが、実はカードローンとは切り離せない存在なのです。
そのため、リボ払いを知ればカードローンを上手く利用することも可能になってきます。
リボ払いとは、毎月の返済が一定になる返済方式のことを言います。
毎月の返済が一定のため途中で追加借り入れを行った場合でも返済額が大きくなりにくいというメリットがあります。
カードローンの返済方式には細かく分けると元金や元利などいろいろありますが、そのほとんどがリボ払いという面では共通しているため、カードローンの返済=リボ払いと言っても過言ではありません。
カードローンの返済方式には主に以下のようなものがありますが、主要な返済方式はすべてリボ払いとなっています。
・元金定額リボルビング方式
・元利定額リボルビング方式
・元金定率リボルビング方式
・元利定率リボルビング方式
・残高スライド元金定額リボルビング方式
・残高スライド元利定額リボルビング方式
・残高スライド元金定率リボルビング方式
・残高スライド元利定率リボルビング方式
元利定額リボルビング方式の場合
返済方式が元利定額リボルビングの場合、毎月の返済額があらかじめ決まっており、残高が途中で増えたとしても毎月の返済額は変わりません。
例.1月時点で30万円の借り入れがあり、4月に10万円の追加借り入れを行った場合でも返済額は一定になります。
経過月 | 1カ月 | 2カ月 | 3カ月 | 4カ月 (追加月) |
5か月 |
---|---|---|---|---|---|
借り入れ残高 | 300,000円 | 295,000円 | 290,000円 | 385,000円 | 380,000円 |
毎月の返済額 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
残高スライド元利定額方式の場合
残高スライド元利定額方式の場合、毎月の返済額が借り入れ残高に応じて一定に変化します。
例.借り入れ額が増えると返済金額が一定に増える
借り入れ残高 | 10万円未満 | 10万円以上 30万円未満 |
30万円以上 50万円未満 |
50万円以上 から10万円増えるごとに |
---|---|---|---|---|
毎月の返済額 | 2,000円 | 4,000円 | 5,000円 | 1,000円ずつ増加 |
結論から言うと、リボ払いは利息の面から見れば損です。
なぜかと言うと、リボ払いは返済額が一定のため返済期間が長くなりやすく、利息が大きくなりやすいためです。
例えば、10万円を年利18%で借り入れ毎月2,000円ずつ返済した場合、返済回数の合計は94回にものぼり、返済期間は約7年になります。返済期間が長いため、10万円の借り入れに対して発生する利息だけで約85,000円にもなります。
そのため、リボ払いは利息の面からみるとかなり損をします。
返済期間が長く、発生する利息が多くなりやすいリボ払いですが、毎月の返済額が少ないということは毎月の負担は小さくなるため、むしろメリットになることもあります。
例えば、カードローンの返済方式が分割払いだったらどうでしょうか?
カードローンの返済方式が分割払いになっており、返済回数が12回と決められているとします。
その場合に60万円の借り入れがあったとすると、分割払いなので毎月の返済額は5万円になります。ですが、この金額が120万円になると毎月の返済額も10万円に増えてしまうため、分割払いの場合は毎月の負担が増えやすく、現実的ではありません。
分割払いの場合には、借り入れ額が大きくなると毎月の返済額も増えるため負担も増えますが、これがリボ払いになると、借り入れ額が60万円でも120万円でも毎月の返済額が大きく変わることはありません。
そのため、毎月の返済負担という点から見るとリボ払いはメリットがあると言えます。
毎月の返済額が小さいリボ払いですが、随時返済を利用することによっていつもより多めに返済することが可能です。追加の返済(随時返済)を利用するとその返済分は元金返済に充てられます。
そのため、余裕があるときに随時返済を繰り返すことで、利息の発生を最小限に抑えられます。
随時返済は、口座引き落としではなく振り込みによって返済を行うことがほとんどです。
振り込みはコンビニATMなどから行え、手数料などもかからないというカードローン会社も多くあります。
・無利息期間中に返済の延滞があると無利息期間が無効になることがある
・通常金利の場合と、無利息期間を設けた場合の利息差は初月で発生する利息分しかない
・無利息期間のあるカードローンがお得なのは返済期間が短くできるとき
・リボ払いとは毎月の返済額が一定になる返済方式
・返済期間の長くなりやすいリボ払いは利息面で見ると損
・リボ払いは借り入れ額が増えた場合でも返済額の変動は少ないため、返済負担で見るとメリット