金融機関ごとにカードローンの審査が違う理由とは?

2016年10月27日

目次

審査の難易度はカードローンごとに違う

金融機関から借入れをする際、避けては通れないものと言えば審査です。
カードローンなどを利用したことのある方なら、審査に通りやすい、審査に通りにくいというフレーズを聞いたことがあるかもしれません。
今回はそんな審査の事について詳しく解説していきます。

そもそも審査とは

審査とは一言で言うと、利用者の信用度を測ることです。
なぜ信用度を測るかというと、信用度の低い人にお金を貸すと返ってこない場合が有るからです。
貸金業者の利益は、利用者が返済した利息が元となっています。
利用者が100万円を年利15%で1年間借りると、1年後には115万円を返す事になり、この内の15万円が業者の利益となるわけです。

ですが、もしこの100万円を返せない人が現れた場合どうなるでしょう。
答えは簡単、「貸した側が損をする」です。
貸金業者が100万円の利益を得るには、上の年利15%の例だとおよそ7人にお金を貸し出し、全額を回収しなくてはいけません。
ですが返せない人が1人でも出ると、一気に7人分の利益が無くなってしまうことになります。
貸す側はこうなることを避けるために、審査をしてキチンと返してくれる見込みがある方にだけ貸し出しをするのです。

金融機関ごとに審査の基準が違う

そしてこの審査は金融機関や保証会社ごとに基準が違います。
カードローンは、数あるローンの中でも審査の通過率が高い方であると言われていますが、さらにその中でも審査が厳しい業者と、そうでない業者が存在するのです。

金利の高さと審査の厳しさの関係

審査の厳しさの目安として、金利の高さが上げられます
ローンの仕組みを知らない方は「なぜ金利の高さが審査に関係しているの?」と疑問に思うかもしれません。
これは貸金業者の、『利息でお金を稼いでいる』という特徴が関係しています。

前述したように貸金業者の利益は利用者の支払う利息が元になっているため、金利が高いほど利益も高くなります。
借りる側からすると、金利が高いとそれに比例して返済総額が増えてしまうので、少しでも低い金利で借りたいと考えてしまいますが、貸す側は常に貸し倒れのリスクを抱えていています。
そのため多少の貸し倒れが起きても、赤字にならないような高い金利で貸し出しをしなくてはなりません。

つまり貸す側にとっての金利には、リスクに対する保険の意味が含まれているのです。
そのため金利を低く設定している会社は、リスクを犯すことができないため審査を厳しくしており、逆に金利を高く設定している会社は、リスクを取れるので審査に通過する確率が高いのです。

銀行カードローンの審査が厳しいもう1つの理由

カードローンを利用する側からすると、審査はその会社の人が行っていると考えてしまいますが、銀行カードローンの場合そうではありません。
実は銀行のカードローンでは、実際に審査するのは消費者金融会社です。
この理由は、消費者金融会社が銀行の保証会社になっているからです。

保証会社とは、万が一利用者が返済できなくなった際に代わりに返済、督促を行う業者のことで、銀行のカードローンでは、融資を受ける条件に「保証会社の保証を受けられる方」というのが必ず記載されています。

ではなぜ保証会社に審査を任せているかと言うと、まず1つ目に審査の精度が高いからです。
各金融機関は信用情報機関に登録していて、利用者の情報を確認することができます。
信用情報機関には全国銀行個人信用情報センター、CIC、JICCの3つがありますが、銀行では全国銀行個人情報センターしか利用することが出来ません。
しかし消費者金融会社では、多くの業者がCICとJICCに登録しているため、消費者金融を通して審査を行うとより高い精度で審査を行うことができるのです。

もう1つの理由は、保証会社を通すことで利用者が返済不可能に陥っても損害を受けなくて済むからです。
銀行カードローンでは審査は保証会社が行い、お金を貸し出すのは銀行という形になっています。
その際例え利用者が返済できなくなっても、保証会社の方から銀行にお金が返済されるのです。

上の方で銀行のカードローンは金利が低いため、リスクを取ることができず審査が厳しいと説明しましたが、実際には保証会社となっている消費者金融のリスクが高いため審査が厳しくなっているというのが正確な状況です。
保証会社からすると、自社で直接貸し付けるよりも利益が低いのにも関わらず、返済のリスクを抱えているので、審査を厳しくせざる得ないのです。

保証会社には注意

銀行のカードローンを申し込む際に注意しなくてはいけないことは、1つの消費者金融が複数の銀行の保証会社を行っている場合があるということです。
下記の表ではアコムが4つの銀行の保証会社を行っていることがわかります。
三菱東京UFJ銀行は保証会社がアコムとなっているため、ここでカードローンの審査に落ちてしまい、その後セブン銀行やじぶん銀行に申込をしても、審査に通過するのは厳しくなってしまいます。
これは銀行ごとに審査基準の違いがあっても、審査をする会社が同じではそこに大きな差はないと考えられるからです。

そのため1度銀行のカードローンの審査に落ちてしまったら、保証会社を確認して次の業者を選ばないと、時間の無駄になってしまうこともあります。

銀行カードローンの保証会社

銀行カードローン 保証会社

みずほ銀行カードローン

オリエントコーポレーション

三井住友銀行カードローン

SMBCコンシューマーファイナンス

りそな銀行 クイックカードローン

オリックス・クレジット

住信SBIネット銀行 MR.カードローン

SMBCコンシューマーファイナンス

楽天銀行 スーパーローン

楽天カード

セブン銀行 ローンサービス

アコム

じぶん銀行 じぶんローン

アコム

ソニー銀行カードローン

アコム

イオン銀行 カードローンBIG

オリックス・クレジット
イオンクレジットサービス

ジャパンネット銀行 ネットキャッシング

SMBCコンシューマーファイナンス

オリックス銀行カードローン

オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社

審査では何を見るの?

銀行カードローンと消費者金融系で審査の厳しさが違う事が分かると、次に知りたいのは審査で見られる内容ではないでしょうか?
カードローンに限らず金融機関でお金を借りたり、分割で物を買ったりする時は、個人信用情報を確認されます
個人信用情報とは信用情報機関(全国銀行個人信用情報センター、CIC、JICC)に登録されている利用者の情報のことです。
登録されている内容は名前、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、借入金額、利用履歴、返済状況などがあり、これらの情報に加え年収などを参考にして信用度を測ります。

特に重要になる利用履歴

審査の際に特に重要となるのが、信用情報機関に登録されている利用履歴です。
3つの信用情報機関は一部情報を共有しており、利用者の借入れ状況や返済状況を把握しています。
これによって総量規制(消費者金融での借入れを年収の1/3に制限する規制を定めた法律)に引っかかることを防ぐことが出来ます。

また利用者がいつ、どの業者で申込をしたかも共有しているので、短期間に複数の業者で申込を行っていると、お金に困っている、つまり信用度が低いと捉えられてしまうため、審査が厳しくなってしまいます。

そして過去の延滞や破産なども登録されているため、登録されている情報に傷がついていると、どこの貸金業者を選んでも審査に通らなくなります
信用情報機関に登録されている情報は、個人でも確認することができるので、どこの業者を選んでも審査に通らないという場合は、1度確認してみることをオススメします。

審査で見られるその他のポイント

年収

年収に応じて融資限度額が高くなりますが、低いからと行って借りられないと言うことはありません。
年収が低い場合はそれに応じた限度額内で借入れできます。

職業

一般的にアルバイトや派遣社員よりも正社員、自営業者よりも大企業勤めの方という具合に、安定している職業かつ高収入の方が、信用度が高いと言われています。

勤続年数

同じ職場で長く働いている方が、信用度が高くなります。
勤続年数が短いと転職を繰り返す人と思われ、安定していないとみなされる事があります。

在籍確認も少し違う

審査では申込者が働いている職場の名前や電話番号などの情報を教えなくてはいけません。
この申込時に報告した情報をもとに、申込者が実際に職場に勤めているかを確認することを在籍確認といい、金融機関で借入れをする場合には必須となります。
カードローンの場合でも銀行・消費者金融系に限らず行われますが、一部の消費者金融では電話ではなく、社員証明書や健康保険証などで在籍確認を認めているところもあります

申込時に、実際には働いていないのに働いていることにしたり、過去に働いていた職場の名前を上げたりしても、在籍確認で結局バレることになります。
そうすると虚偽の情報を報告したとして審査に通らなくなってしまうので、専業主婦やアルバイトで審査が不安でも正確な情報を伝えなくてはいけません。

また初めてローンを利用する方の中には、職場に連絡をすると聞くと、借金をすることが知られてしまうのでは?と不安に思う方もいるかもしれませんが、その点はキチンと配慮されています。
消費者金融で借りる場合は、在籍確認はローン会社の名前ではなく、電話担当者の個人名で確認をします。
電話の内容も「◯◯と申しますが◯◯さんはいらっしゃいますか?」という簡単なもので、申込時に記載した生年月日などの情報を確認する程度で終わります。

銀行で借りる場合は、銀行名を名乗るか担当者名を名乗るか選ぶことが出来る会社が多いようです
例え銀行名で電話がかかってきても、銀行=借金というイメージをもっている方はほとんどいないと思うので、心配する必要はないと思います。

審査が厳しくなるケース

他に借入れがある

信用度が低いと1つの業者から高額な借入れを受けることができないため、結果的に複数の業者から借入れをする傾向があります。
そのため、複数から融資を受けていると、信用度が低い方かもしれないと見なされるため審査が厳しくなります。

信用度に対し、借入れ希望額が大きい

借入限度額は信用度に応じて変化します。
自身の信用度に対し、それよりも高額な借入れを希望すると審査が厳しくなると言われています。

短期間のうちに複数の業者に借入れを申し込んでいる

6カ月以内に複数の業者に申込をすると信用情報機関に不成立の情報が残ります。
他社で断られた人には何か理由があるのではないかと疑われるため、審査が厳しくなります。

延滞が多い

信用情報機関に延滞情報が載るのは、基本的に3ヶ月以上の長期延滞ですが、2ヶ月以上の延滞でも何度も繰り返していると載ることがあります。
そうすると信用度が低いと見なされるため、審査が厳しくなります。

まとめ

・審査とは利用者の信用を測るもの
・銀行のカードローンでは消費者金融が保証会社となって審査を行っている
・銀行のカードローンで貸し倒れがあると保証会社が損害を受けるため審査が厳しい
・審査で特に見られるのは過去の利用履歴
・多くの銀行カードローンでは専業主婦も融資の対象

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