私は審査に通る?未成年、年金生活者、学生、主婦、非正規雇用の審査

2016年10月27日

カードローンを利用したことがない人でも、お金を借りるには収入が高いほうが有利というのは何となく想像がつくかと思います。
ですが実際にカードローンを利用しようとすると、平均年収よりも多く稼いでいるような場合でも審査に落ちてしまったり、1,000万円を超えるような年収を得ていたとしても、貸出される金額が年収300万円の人と同額という事があります。
こんな事があると借りる側は、「貸金業者は一体どこを見て貸し出しを決めているのか?」と不思議に思うかもしれません。

しかしこれにはちゃんとした理由があるのです。

目次

審査は属性スコアリングによって行われる

属性スコアリング

年収が高くても審査に落ちてしまったり、借り入れ額が低くなってしまうのは属性スコアリングの点数が低いことが原因です。
専門的な用語なので「属性スコアリングって何だ?」と思うでしょう。

属性スコアリングとは、審査の際に利用者が提出した情報に点数をつけ、信用度を数値化することです。
見られる項目には、年収の他にも他社での借り入れ状況など様々なものがあり、貸金業者はこれらに点数をつけ、総合的に貸し出しが可能か判断します。
年収が高くても借り入れできないという場合は、年収以外の点数が低く、それが原因となって審査に引っかかっていると考えられます。

属性スコアリングではどんな所を見ている?

年収

自分の希望する額を借り入れるには、もちろん年収が多い方が有利です。
一般的に400万円ほどあれば問題なく借り入れする事ができ、200万円を下回ると希望額よりも借りられる金額が低くなると言われています。

クレジットカードの場合だと年収は自己申告制になっていますが、消費者金融系のカードローンでは、50万円以上の借り入れをする際に、収入証明書の提出が義務づけられているので、嘘の年収を報告してもバレてしまいます。
また例え借り入れ額が50万円以下だとしても、貸金業者には膨大なデータが登録されているので、業種や会社ごとの大まかな年収は把握されています。

職業

職業はスコアリングに占める割合が高く、会社が倒産する恐れがなく安定している順に点数が高くなります。
最も点数が高いのは公務員でそれに次いで大企業の社員が上げられます。
無職の場合はそれだけで貸し出しを断られることがあります。

一般に点数が高いと言われる職業の順に並べると、下記のようになります。
公務員>大手企業>中小企業>自営業>アルバイト・パート・フリーター>無職

雇用形態

雇用形態もスコアリングに占める割合が高く、これによって利用者の収入に対する安定感を判断しています。
派遣社員やアルバイトは病気やケガで仕事を休むと給料が出なくなってしまいます。
また会社の業績によって簡単に契約が終わるため、貸し出す方からすると継続して安定した収入を得る事ができるか不安に思うわけです。

例外として派遣やアルバイトでも、大手企業に勤めていると審査に通りやすくなることがあります。
これは職場もスコアリングの対象になる事が関係していて、大企業であれば派遣やアルバイトであっても安定度が高いだろうと考えられるからです。

一般に点数が高いと言われる雇用形態の順に並べると、下記のようになります。
正社員>契約社員>派遣社員>アルバイト・パート・フリーター

勤務年数

勤続年数は長ければ長いほど点数が高くなります。
貸金業者ごとに多少の違いがありますが、10年以上、5年以上、1年以上、1年以内という括りで点数を付けている所が多いようです。

勤続年数が長い方は、今後も今の仕事を続ける傾向が高く、安定して収入を得られる可能性が高いと見なされ、審査が有利になります。
逆に勤続年数が短いと、この人は仕事をコロコロ辞める人なのではないか?と取られかねます。
そうなると安定した収入を得る事が出来ないのでは?という考えにつながるので、スコアリングの点数が低くなります。
特に働きだして6ヶ月以内の場合は、貸し出しが厳しくなります。

一般に点数が高いと言われる勤務年数順に並べると、下記のようになります。
10年以上>5年~10年未満>1年~5年未満>6ヶ月~1年未満>6ヶ月未満

年齢

年齢は働き盛りの20代から50代の点数が高くなっています。
60代以降になると定年や病気などで年収が大きく下がり、キチンと返済できる可能性が低くなるので、評価も低くなります。
また各社とも貸し出しの上限年齢を設けており、大手の場合だと最長でも70歳以上の方は借り入れする事が出来なくなっています。

健康保険証の種類

健康保険証には国民健康保険証と社会保険証の2種類があり、保険証に載っている情報だけでも
様々な事を知る事が出来ます。

具体的に言うと、勤務先の規模、勤続年数、扶養の有無などがあり、特に社会人になっても扶養に入っている場合は評価が低くなってしまうと言われています。
また借り入れを行う際は、必ず在籍確認がありますが、稀に保険証による在籍確認を認めている会社があります。

一般に点数が高いと言われる保険証の順番に並べると、下記のようになります。
公務員の共済保険>大手企業の組合保険>中小企業の社会保険>国民健康保険

家族構成

同居家族が多いと点数が高くなると言われていて、独身よりも既婚者、核家族よりも2世帯家族の方が高く評価されます。
しかし子どもが多い場合は生活費が多くかかるため、逆にマイナスとなることもあります。

家族構成で点数が最も低いのは独身の1人暮らしです。
最悪の場合、家族がいれば助け合う事ができますが、独身で1人暮らしだと周りの人に迷惑がかからないので、返済を踏み倒す方が比較的多いよいうです。

一般に点数が高いと言われる家族構成の順に並べると、下記のようになります。
既婚子なしで親と同居>既婚子ありで親と同居>既婚>独身1人暮らし

住居形態

住居形態も点数に影響します。
特に持ち家の場合は評価が高く、ローンが完済していれば、資産として扱われるため点数が高くなります。

例え住宅ローンが残っていたり、親の名義の家だとしても、ある程度の資産を持っていてローンを組める程の信用がある方が家族にいる事が評価されるため、賃貸住宅より点数が高くなります。
賃貸住宅や公営住宅は、すぐに引っ越してしまう事が出来るため、返済ができなくなった際に逃げるケースがあり、その結果点数が低く設定されるようになりました。

一般に点数が高いと言われる住居形態の順に並べると、下記のようになります。
本人名義の持ち家>家族名義の持ち家>社宅>賃貸住宅>公営住宅

他社での借り入れ件数と金額

他社で借り入れが少ないほど点数が高くなります。

カードローンの業界では、信用度と借り入れ可能額が比例していて、信用度が低い方は1社あたりの借り入れ額が低く設定されるため、さらにお金が必要になると複数社から借り入れをするケースがよくみられます。
つまり複数から借り入れしている方は他社でも信用度が低いと評価され、なおかつお金に困っている方である可能性が高いので、点数が低くなってしまいます。

私は借りることができる?ケースごとに解説

属性スコアリングの基準がわかったところで、少し難しそうなケースを上げて借り入れできるか見てみましょう。

主婦の場合

主婦の場合は、専業主婦なのか、パートなどで収入があるかによって審査の基準が違います。
まず消費者金融系のカードローンの場合は、専業主婦を借し出しの対象外としています。
消費者金融では、貸し出しの対象者を「原則として安定した収入がある方」と定めているので、専業主婦は、借り入れする事が出来ません。
これは総量規制で年収の1/3までしか貸し出す事ができないと法律で定められていることが原因です。
しかし100%貸し出しできないというわけではなく、あくまで「原則としてできない」です。
基本的には無理だけど、特別な場合はいいよという事です。

この特別な場合とは保証人がいる場合です。
カードローンは無担保で借りることができるというのが特徴の1つですが、その分貸す側のリスクが高く、そのリスクを補うために金利が高く設定されています。

しかし保証人をつければ、回収できなくなるリスクが減るので、収入の無い専業主婦でも借り入れする事が出来るようになります。
ただしこれはあくまでも例外的なことなので、会社によっては専業主婦というだけで貸し出しを断ることもあります。

また銀行のカードローンは専業主婦も審査の対象となっています。
消費者金融系のカードローンで専業主婦を対象外としているのは、総量規制が原因です。
しかし銀行のローンに関することは銀行法で定められているため、総量規制の対象外となっています。
そのため銀行のカードローンを選べば、専業主婦でも審査に通れば借り入れする事が出来ます。

パートなどで収入がある主婦の場合は、消費者金融系のカードローンでも銀行のカードローンでも年収に応じて借り入れすることが出来ます。

非正規雇用の場合

スコアリングを説明した際に正社員が最も評価が高いと紹介しましたが、派遣社員やアルバイトでも貸し出しできないという事はありません。
貸金業者もより高い利益をあげるために、積極的に貸し出しを行いたいと考えています。
そのため例え正社員ではなくても、貸金業者が返せると判断した範囲内で貸し出しをしてくれます。

中には「アルバイト・パートも貸し出し可能」と積極的にアピールしている会社もあります。
そういった会社のローンを選んだ上で、雇用形態以外に特に問題がなければ、スムーズに借り入れする事ができます。

学生の場合

学生でもアルバイトなどで収入があればカードローンを利用することが出来ます。
審査が難しい事が予想されますが、学生ローンという学生のみを対象としてローンを準備している会社もあるので、借りられないという事はありません。
ローンを利用するには学生で有ることを証明するために、学生証などの身分証が必要となります。

年金生活者の場合

年金生活者がカードローンを利用するには2つの壁があります。
まず年齢です。
カードローンは借り入れできる上限年齢を定めているため、上限年齢に達するまでに完済する見込みが無いと貸し出しする事はありません。
上限年齢は会社ごとに異なりますが最高で70歳で、中には国民年金の受給が始まる65歳を上限と定めている所もあります。(厚生年金の受給開始は60歳)

もう1つの壁が職業です。
多くのカードローンが定職について安定した収入がある方のみを貸し出し対象としているので、年金による収入があったとしても、無職の方は対象外となっています。

そのため年金生活者がカードローンを利用するには、完済時の年齢が上限年齢内であることと、年金を安定した収入と認めてくれる会社を選ぶ必要があります。

未成年者の場合

未成年者は、法定代理人の許可を貰わなくては、金銭に関する契約ができないと法律で決まっています。
法定代理人とは未成年者に変わって法律行為を行う人のことで、一般的に親などの保護者を指します。
法定代理人の許可を得ずに行った金銭の契約は、無効にする事ができるので貸金業者は取り立てる事ができなくなってしまいます。
それを避けるために殆どの貸金業者が、20歳未満の方を貸し出しの対象外としています。

しかし結婚している場合は法律上の扱いが変わってきます。
民法では、未成年者であっても結婚している場合は成人として扱うと定められているので、既婚者の場合はカードローンを利用出来る可能性があります。
これはあくまでも可能性の話なので、実際には貸金業者の判断に委ねられることになります。
そうすると未成年者は属性スコアリングが低い傾向にあるので、借り入れが難しくなると考えられます。

お試し診断を利用しよう


多くの貸金業者の公式サイトでは、簡単な情報を入力するだけで、数秒で貸し出しが可能か判断する事が出来ます。
あくまでも見積もりのようなものですが、1つの目安として利用できるので、自分の属性に自信が無い方は申込をする前に試してみる事をオススメします。

まとめ

・貸し出しは属性スコアリングが影響している
・主婦は収入があれば貸し出しができる
・非正規雇用でも年収に応じて借り入れできる
・年金生活者は借り入れできるが対応している会社がとても少ない
・学生は学生ローンがある会社なら利用できる
・未成年者は結婚している場合は法律的に借り入れ可能だが、現実的には難しい

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