娯楽のハズが依存症に!ギャンブル依存症と借金の恐ろしい関係

2016年11月1日
娯楽のハズが依存症に!ギャンブル依存症と借金の恐ろしい関係

ギャンブルといえば競馬や競艇、競輪などがありますが、普段は娯楽の1つとして楽しまれている事がほとんどです。ですがギャンブルは、気づけば依存症になっていたということも多くあり、それに伴って借金などをしてしまったという話は尽きません。 この記事ではギャンブル依存症の恐ろしさについてや、ギャンブル依存症になってしまい借金をしてしまった人の体験談などを紹介します。また、ギャンブル依存症が原因で借金をしてしまった場合の債務整理についても触れていきます。

目次

ギャンブルとは?

ギャンブルとは?

ギャンブルとは金銭などを賭けて行う遊戯の事を言います。日本では賭博や賭け事、博打などとも呼ばれています。また、ギャンブルという言葉は日本でしか通じない和製英語の1つです。
ギャンブルの歴史は長く、文明が生まれた頃からすでに存在していたと言われています。

ギャンブルは身近にある

ギャンブルと言えば、多額の現金をやり取りするイメージがあると思いますが、ギャンブルにもいろいろあるため一概にそうとも言えません。例えば、個人の間で行う「じゃんけんに勝ったら100円」というような賭け事もギャンブルと言えますし、意外ですが、広い意味では宝くじもギャンブルと言えます。
それだけギャンブルは身近にあるのです。

ギャンブルによっては法律違反になる

日本では法律によって賭博行為を取り締まっており、個人の間であっても金銭を賭けたりする賭け事は罪に問われる事があります

どこまで許されている?

法律に抵触しない程度のギャンブルというのは、例えば昼ご飯を賭けた勝負などの一時的な娯楽のためのものや、ビンゴ大会のような主催者側にしかリスクがないものなどがあります
また、公営で行われているギャンブルは、法律で認められたギャンブルとなっています。

公営のギャンブル

・宝くじやtotoなどのスポーツくじ
・競馬、競輪、競艇、オートレース

恐ろしいギャンブル依存症

ギャンブルの恐ろしい一面として、ギャンブルをやめられないギャンブル依存症があります。公営ギャンブルでなどで損をしてもやめられない人はギャンブル依存症かもしれません。

ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症は精神疾患のひとつで、ギャンブル依存症になると賭博などをしたいという欲求が抑えられなくなります。ギャンブル依存症の人は自分でギャンブルがしたいという衝動を抑えられないため、ギャンブルが原因で借金をする人が多くいます。

ギャンブル依存症の症状


・ギャンブルを渇望する
・ギャンブルをしないと離脱症状が起きる
・ギャンブルにしか興味が湧かなくなる
・ギャンブルが原因で借金をしてもやめられない

ギャンブル依存症になってしまうと以上のような症状が出ます。離脱症状というのは、薬物依存症の人によく見られる症状で、一定時間薬物を摂取していない場合に幻覚や幻聴などの身体異常が起きます。この症状が薬物摂取を行っていないはずのギャンブル依存症でもみられるのです。
また、借金をしてしまい生活が困窮してしまう状態でもギャンブルがやめられない状態になります。

どんな人がギャンブル依存症になるのか

ギャンブル依存症に陥った人の約8割は、ごく普通の会社員が占めていると言われています。ギャンブル依存症になる前まではごく普通に生活を行っていた人が、気づけばギャンブル依存症になっていたということが多いようです。
そのため、家族に連れられて病院に行きギャンブル依存症だという診断が出ても、本人が認めないということが多いようです。

ギャンブル依存症になってしまった人の話

ギャンブル依存症に陥った人のほとんどが借金を抱えてしまい、最悪な事態になってしまったと言う事例もあります。ギャンブル依存症になった方の体験談をご紹介します。

ギャンブルの才能があると思っていた

ギャンブルを始めた当初、周りは負けているのに自分だけ連勝を繰り返していました。そのため自分にはギャンブルの才能があると勝手に思い込み、毎日の様にギャンブルをしている内にギャンブルは自分の天職だと思うようになりました。
それから何年間もギャンブルしている内に、1日に10万円近い負けでもなんとも思わないようになっていました。それから、常にギャンブルをしている自分に嫌気がさして死にたくなりました。本気でやめたいと思いカウンセリングなどを受けたことで、ギャンブルをやめる事ができました。
借金などをしてしまう前にやめる事ができたのが、唯一の救いです。

ギャンブルにハマってしまい借金をした話

3人兄弟の長男に生まれ、高校を出て18歳から工場で働いていました。
20歳の時に父親が交通事故で亡くなりました。28歳になった時に、たった1回だけ仕事をズル休みをしてギャンブルをした事がきっかけで、ギャンブルにはまってしまい、34歳になった時にはカードローンで借りたお金が200万円を越えていました。
カードローン会社から自宅に連絡が入り、母に借金の事がバレてしまいましたが母はたいして怒ることなく借金を肩代わりしてくれました。
その日に母が、父の遺産が1,800万円あったということを話してくれました。その内の1,000万円を家の事に使い、200万円ずつを結婚して出ていった妹2人に渡し、残りの400万円を自分のために残しておいたと聞きました。
母はパートをしながら生活をしており、借金をしてまでギャンブルばかりしている自分が情けなく恥ずかしくなりました。ですがその気持も1ヶ月も経つと消えてしまい「まだ200万円ある」と考えるようになっていました。

エリートからどん底へ

彼は当時50歳男性で、一部上場企業で働いており順調な人生を送っていました。ですが一度友人に誘われギャンブルに行ったことでギャンブル依存症になってしまいました。彼は営業の仕事をしているということもあり、ストレス解消のためにどんどんお金をつぎ込んでしまいカードローンなどの借金は2,000万円にのぼっていたと聞いています。その借金は両親にお願いしてなんとか返済をしたそうです。
ですが、ギャンブル依存症が恐ろしいのはここからで彼はまた同じように借金を繰り返してしまい、その次は退職金を借金返済に充てる事になりました。借金返済から2ヶ月もするとまたギャンブルに通い、最後には返済するあてもないため夜逃げしたと聞いています。

なぜギャンブル依存を繰り返すのか?

なぜギャンブル依存を繰り返すのか?

ギャンブル依存になると脳が変わる

ギャンブル依存症の人の脳内では、ギャンブルを行っている間だけドーパミンの分泌が異常に増えると言われています。ドーパミンは脳内ホルモンの1つで、脳を興奮させる作用があります。依存症といわれる病気は、ドーパミンがその行為を行っている間だけ異常に分泌される症状の事を言います。


ドーパミンは通常の場合にはさまざまな要因で分泌が行われるはずなのですが、ギャンブル依存症の人の場合にはギャンブルをしている間だけ異常に増える状態になってしまいます。そのためギャンブル以外の事には興味が湧かず何事にも無関心になってしまい、ストレス解消のためだけにギャンブルを行うようになります。

ギャンブル依存者はその事実を否認する

ギャンブル依存者は自らがギャンブル依存に陥っている事を認めようとはせず、自分自身を冷静に見つめ直すということが行えなくなります。そのため、ギャンブル依存症の症状がみられる場合でも自分は違うとその現状を否認しようとします。

ギャンブル依存症は完治しにくい

ギャンブル依存症は、依存症の中でも完治しにくいと言われています。そのため長期間ギャンブルを絶つことができた人でも、ちょっとしたきっかけで再発することがあります。

ギャンブルが原因の借金

カードローンなどからの借り入れ

ギャンブルが原因の借金の多くは、カードローンなどの現金借り入れです。カードローンは安定した収入があり、審査に通れば借り入れが出来ます。また、利用使途も自由となっているためギャンブルでお金に困っている場合には利用されやすくなります。
ギャンブル依存症の人は、冷静な判断が出来ずに見境なく借り入れを行い、返済が滞ってしまう場合もあります。
カードローン会社側から見た場合に、申し込み者がギャンブルのために借り入れを行い、継続して返済を行う能力があるかを判別する事は難しくなっています。

家族や友人など

ギャンブル依存症の人は、カードローンなどの借り入れが行えなくなると今度は家族や友人からお金を借りようとします。家族の同意を得ずに現金を持ち出したり、家財道具を売ってお金に換えたりという事まで行う人もいます。それほどまでに冷静な判断がつかなくなるのがギャンブル依存症です。

ヤミ金

どこからもお金を借りることができなくなった場合、ヤミ金に手を出すことさえあります。漫画であるような内容ですが、実際に現実でも起きています。その場合には借金の総額はすでに手遅れと言えるほど膨らんでしまっている場合があります。

ギャンブルが原因の借金は債務整理できない?

ギャンブルが原因の借金は債務整理できない?

ギャンブルによって借金が膨らむ人はたくさんいます。そのため多重債務に陥ってしまい返済がほとんど不可能になる場合もあります。そんな時に債務整理は行えるかどうかを解説します。

そもそも債務整理って?

債務整理とは法律に則って借金の減額や免除などを行う手続きの事です。債務整理にも種類があり「任意整理」「個人再生」「自己破産」などに分かれます。

ギャンブルが原因の借金はどうなるのか?

ギャンブルが原因の場合でも債務整理の手続きは行うことが可能です。ですがギャンブルが原因の場合、免責が認められるかどうかはわからないというのが実情です

免責とは?

免責とは「本来負うべき責任を問わずに許すこと」という意味で、債務整理の場合には免責が認められると借金が減額または免除ということになります。免責を認められるには裁判所を通した手続きが必要になります。

任意整理の場合

任意整理の場合は、一般的には弁護士などを通じて消費者金融や銀行などとの直接交渉によって借金の減額を行うため免責は関係がありません。そのためギャンブルが原因の借金であっても任意整理によって借金の減額が可能です。

個人再生と自己破産の場合に免責を問われる

個人再生と自己破産の場合には、裁判所を通して手続きが行われます。その場合、手続き途中で免責を問われる事になるのですが、そこで免責が認められなければ借金の減額や免除は行われないということになります。

ギャンブルは免責不許可事由の1つ

免責不許可事由とは、免責が認められない理由のようなものです。その免責不許可事由の1つに借金の原因がギャンブルによるものがあるため、基本的には、免責が認められない場合があります

裁量免責が認められることもある

裁量免責とは、もし免責不許可事由があったとしても裁判所がその事情を考慮した上で、免責を認める事が妥当だとした場合に免責を認めることを言います
そのため、ギャンブルが原因の借金であっても免責を認められる場合もあります。

まとめ

・ギャンブル依存症はギャンブルをしたいという欲求が抑えられなくなる
・ギャンブル依存症になると抜け出す事が難しい
・ギャンブルが原因でできた借金は、免責が認められない場合もある。

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