お金の借り方いろいろ。金融機関からお金を借りる時の選び方

2017年2月13日

生きていれば誰にでもお金を借りる必要が出てくる時があります。そんな時、なにも考えずに借りるということは止めましょう。 なぜなら、金融機関からお金を借りる際には金利がかかるため、借り方を間違えると、きちんと考えて借りる人よりも損をするはめになります。 そんな事にならないためにも、お金を借りる方法にはどのようなものがあり、どのような特徴があるのかをしっかりと理解しましょう。 この記事では、民間の金融機関から借りられるローンの種類を大まかに分け、メリット・デメリットや、借り入れを行う際のポイントなどを解説していきます。

目次

急な資金が必要な場合には『カードローン』で借りる

カードローンは無担保ローンの一種で、一度契約を行うと利用限度額内であれば何度でも借り入れが行えるという特徴があります。また、カードローンの利用使途は、事業資金以外であれば原則自由となっているため、公共料金の支払い、普段の買い物などさまざま用途に利用することが可能です。

カードローンのメリット

・担保や保証人がいらない
・利用限度額内であれば何度でも利用することが可能で、利用使途も自由
・申し込みを行なったその日に借り入れを行う事が可能(即日融資)
・申し込みの際の手続きは比較的少なく、提出書類は原則「本人確認書類」のみ※
・最高1,000万円までの利用限度額を設けている会社もある
・コンビニATMなどの身近な場所で借り入れ・返済が行える
※利用限度額などの条件によっては、別途書類が必要な場合あり

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カードローンのデメリット

・その他ローンと比べ金利は高い
・年収の3分の1を超える借り入れが行なえない場合がある
・返済期間が長くなりやすい

カードローンは大きく分けて2つに分かれる

カードローンは、大きく分けて「消費者金融カードローン」と「銀行カードローン」の2つに分けられます。

それぞれの特徴としては、「消費者金融カードローン」は即日融資が可能な場合が多く、自動契約機やネット申し込みなどの、さまざま方法を利用して申し込みを行う事が可能です。そのため、夕方以降の申し込みでも、即日融資を受けられる可能性が高くなっています。

「銀行カードローン」は、消費者金融カードローンに比べ低金利で借り入れが行える場合が多くなっています。ですが、消費者金融カードローンよりも審査が厳しいとされており、また利用するためには、その銀行の口座を開設する必要があるなど、少し手間がかかってしまう事があります。

カードローンを賢く借りる方法

ほとんどのカードローンは、「利用限度額が大きいほど、金利が低くなりやすい」という特徴があります。そして、たとえ利用限度額が大きくなったとしても利息は借り入れ分にしか発生しません。
そのため、申し込みの際に希望限度額を選択する場合には、「少し多いかな?」ぐらいの限度額を希望するようにしましょう。一般的に、利用限度額の目安は「年収の3分の1程度」とされています。

利用使途が自由で金利も低い『フリーローン』で借りる

「フリーローン」は、カードローンと同様に「原則、利用使途は自由」となっているローンで、カードローンと比べ低金利で借り入れが行える場合が多いです。

カードローンとの違いとしては、借り入れは一度きりとなっているため、カードローンのように何度も借り入れが行えるわけではありません。また、融資までに1週間以上かかる事が一般的なため、急な借り入れには対応できないなどの違いがあります。

フリーローンのメリット

・原則、担保不要(担保を預ける事でさらに金利が低くなる)
・原則、利用使途は自由
・カードローンよりも比較的に低金利で借り入れが可能

フリーローンはカードローンに負けず劣らずの便利なローンです!

フリーローンのデメリット

・借り入れは一度きり
・概ねの会社は、融資までに1週間以上かかる
・一般的にカードローンよりも審査が厳しいと言われている
・場合によっては、利用を確認するための書類を求められる場合がある
・追加返済や一括返済時に手数料がかかる場合がある

フリーローンを賢く借りる方法

フリーローンの借り入れは1度きりとなっているため、借り入れの際には必要資金の見積もりをして、不足が出ないようにしましょう。また、金融機関によって金利が異なるため、比較することも大切です。

そして、フリーローンは原則、無担保で借り入れる事が可能ですが、担保を預ける事によってさらに金利を低くしてくれる金融機関もあるため、担保がある場合には、担保を預ける事をおすすめします。

利用目的が決まっているなら『目的別ローン』で借りる

「目的別ローン」とは、借り入れ資金の利用使途が限定されるローンで、目的別ローンには「住宅ローン」や「自動車ローン」などが含まれています。利用使途が限られたローンのため、利用を確認するための書類提出が必要になるなど、手続きの面で少し面倒な場合があります。ただし、カードローンやフリーローンと比べ、より低い金利で借り入れが行えるというメリットがあります。

目的別ローンのメリット

・カードローンやフリーローンなどと比べて、比較的低金利で借り入れができる
・大きい金額を借りる事が可能

目的別ローンのデメリット

・金利が低いローンほど手続きが多く、融資までに時間がかかる
・ほとんどの場合で、担保・保証人が必要になる
・利用使途が限られる
・追加返済や一括返済時に手数料がかかる場合がある

目的別ローンの種類

目的別ローンの代表的なものには、住宅ローン・教育ローン・自動車ローン・ブライダルローンなどがあります。また、金融機関によってはトラベルローンや葬儀ローンなど、独自のローンを提供している事もあります。

目的別ローンを賢く借りる方法

目的別ローンでお金を借りる場合、それを提供している金融機関によって金利に違いが出る場合があります。例えば、車を購入する際にはディーラー側から勧められるローンを利用しがちですが、銀行が提供している自動車ローンを利用した方が金利が低くなる場合が多くあります。

そのほかにも、大学費用などが必要な場合にはすぐに教育ローンを借りるのではなく、奨学金などが利用できないかどうかを確認することをおすすめします。
奨学金は条件をクリアすれば、給付という形で受ける事ができるため、返済の必要がなくなる場合があります。そして、利息が付く場合でも銀行などの教育ローンよりも低金利で借り入れが行える場合がほとんどです。

3つのローンを4つの項目で比較

金融機関から借り入れが行えるローンには、どのようなものがあるのかを知ってもらったところで、それぞれを注目されやすい項目ごとに分け、比較してみましょう。

比較ポイント1:融資スピード

融資スピード 融資に掛かる時間 備考

カードローン

最短即日

審査に掛かる時間は最短30分程度のため、早ければ申し込みから1時間程度で、借り入れを行う事も可能

フリーローン

1週間程度

融資までにかかる時間が金融機関によって大きく変わる場合がある

目的別ローン

△~✕

数日~数週間

融資までのスピードが遅いため、前もって申し込みを行わないと借り入れが間に合わない場合がある

融資スピードでは、カードローンが最も早く融資を受けられる可能性が高くなっています。
その次にフリーローンですが、借り入れまでには1週間程度かかる場合が多く、即日融資を受けられる可能性はほとんどありません。そして目的別ローンですが、住宅ローンのような大口融資の場合、融資が決定するまでに1ヵ月近く掛かる事が一般的です。

比較ポイント2:使いみちの自由度

利用使途 備考

カードローン

事業資金以外での利用であれば使いみちは自由

フリーローン

原則使いみちは自由ですが、利用を確認するための書類の提出を求められる場合がある

目的別ローン

見積もり書などの提出は必須、金融機関から直接、企業側へ資金が支払われるため、本人が資金を手にすることはない

資金の使いみちの自由度で比べた場合、フリーローンも自由度が高いですが、利用使途が確認出来る書類の提出が必要になる場合があるため、そのぶん手間が掛かります。カードローンであれば、利用使途の確認を求められる事はまずないため、そのぶん利用しやすいでしょう。

比較ポイント3:金利(2017年2月時点の変動金利)

金利 平均的な金利 備考

カードローン

約2%~18%程度

下限金利で利用するためには、限度額が800万円~1,000万円程度になる必要がある

フリーローン

・担保なし約4%~14%程度
・担保あり約3%~10%程度

同じ金額を借り入れる場合でも、担保がある方が金利が低くなる

目的別ローン

・住宅ローン約0.5%~1.15%程度
・自動車ローン約1%~9%程度

自動車ローンの場合、金融機関によって金利が大きく変わるため注意が必要

金利で比べた場合、目的別ローンが低金利で借り入れが行える可能性が高く、その次にフリーローン、最後にカードローンという順番になっています。そのため、時間に余裕がある場合で且つ、お金を借りる目的が明確な場合は、目的別ローンをおすすめします。

比較ポイント4:借り入れのしやすさ(書類提出など)

借りやすさ 担保・保証人 備考

カードローン

不要

提出が必要な書類は原則「本人確認書類」のみ、場合によっては「収入証明書類」の提出が必要

フリーローン

不要な場合が多い
(金融機関によっては必要になる場合がある)

「本人確認書類」と「収入証明書類」の提出が必要、場合によっては「資金の利用使途が確認できる書類」の提出が必要

目的別ローン

△~✕

必要な場合が多い
(ローンの種類によっては不要な場合もある)

自動車ローンを借りる場合、フリーローンと同じような内容の書類提出が必要 住宅ローンに借りる場合には、提出に必要な書類が多い

カードローンは、原則、運転免許証などの「本人確認書類」の提出のみで借り入れが行えるため、事前準備がほとんど必要ありません。

そして、フリーローンも「本人確認書類」「収入証明書類」の提出のみで借り入れが行える場合があるため、カードローンと同様に提出が必要な書類が少なくなっています。

目的別ローンの場合、提出が必要な書類が多くあったり、担保・保証人が必要になったりする場合があるため、借り入れを行うまでの手間が多くかかります。

結局どれを借りたらいいのか?

ここまで、ローンのメリット・デメリットの解説や比較などをしてきましたが、「結局どれを借りたらいいの?」と思った方もいるでしょう。そんな方は以下のパターンを参考にして、当てはまるものを検討してみて下さい。

以下の条件からあてはまる項目が多いローンの利用がおすすめ

カードローン ・できるだけ早く借りたい
・利用使途を知られたくない
・手続きは簡単な方がいい
・何度も借り入れが必要になるかもしれない
・余裕があるときにはどんどん返済したい
フリーローン ・借り入れを急いでいない
・自由に使いたいが、できるだけ低金利で借りたい
・手続きは簡単な方がいい
・担保を用意できる
・借り入れは一度きりでいい
目的別ローン ・借り入れを急がない
・できるだけ低金利で借りたい
・手続きが苦ではない
・目的別ローンを利用できる条件が整っている

お金を借りる時の注意点

お金を借りるのであれば、それを後々返す必要があるため、以下のような事に注意して下さい。

返済計画を立てる

金融機関からお金を借りる場合、利息をつけて返済を行う必要があります。そのため、返済計画をしっかり立てずに借り入れを行うと返済が滞ってしまう可能性があります。もし、返済が滞ってしまった場合、その後の借り入れが厳しくなる可能性が出てくるため注意しましょう。

そうならないためにも「返済シミュレーション」などを利用して、返済総額や完済までにかかる期間、毎月の返済額を把握するようにしましょう。そうすれば毎月の返済に余裕が持ちながら、借り入れを行うことが可能になります。

まとめ

・急いで借り入れが必要な場合には「カードローン」がおすすめ
・借り入れは一度きりでよく、自由に利用したい場合には「フリーローン」がおすすめ
・借りる目的が明確なら『目的別ローン』がおすすめ
・お金を借りる時は返済計画を立ててから借りる

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