中堅の消費者金融カードローンについて各社を比較

2016年10月29日
中堅の消費者金融カードローンについて各社を比較

CMや街中の広告看板などで見かけることの多くなった、消費者金融のカードローン。アイドルグループの起用や、映画やドラマのワンシーンのようなストーリー仕立てのつくりなどの、人々の興味を引く宣伝が功を奏し、一部だけではなくカードローン業界全体の新規顧客が増えているといいます。またそれだけではなく、初めての方に限り利用ができる無利息期間サービスを実施していることもあり、その後を押しているようです。 そんな消費者金融の扱うカードローンですが、今回は大手消費者金融以外の、いわゆる中堅と呼ばれる消費者金融に注目し、比較してみました。結論からいうと、金利と融資限度額、無利息期間、審査と融資に掛かる時間などを見てみましたが、いずれも大手消費者金融にはひけをとらないスペックです。 大手で借りられる自信がなくて、中堅の消費者金融の利用を考えているという方は、こちらを参考にされてはいかがでしょうか。

目次

金利と融資限度額で比較

名称 金利 融資限度額
消費者金融カードローン SMBCモビット 3.0%~18.0% 1万円~800万円
シンキ「ノーローン」 4.9%~18.0% 1万円~300万円
オリックス・クレジット「オリックスVIPローンカード」 3.0%~16.8% 30万円~800万円
ライフティ 8.0%~18.0% 1000円~500万円
ダイレクトワン 4.9%~20.0% 1万円~300万円

金利を見ると、大手消費者金融カードローンのプロミス4.5%~17.8%、アイフル4.5%~18.0%と比べると、下限金利は低めの傾向にあり上限金利はほとんど同じのようです。
上限金利は融資額が少ない場合に、下限金利は融資額が多い場合に適用されます。このことから、少額を借りるのであれば、大手消費者金融のカードローンを利用するのとは、それほど変わらないようです。そして一方の、上限金利を見ると、大手のものよりも金利が低いことが分かります。特に、「SMBCモビット」や「オリックスVIPローンカード」は3.0%となっているため、まとまった融資が必要だという方には、中堅の消費者金融が扱うカードローンほうが利用しやすいのではないでしょうか。

また、こちらの表にある消費者金融カードローンだけで比較してみると、上限金利は、「オリックスVIPローンカード」の16.8%が最も低いことが分かります。それから下限金利を見ると、「SMBCモビット」と「オリックスVIPローンカード」の3.0%が挙げられます。それぞれの金利を見る限り、どうやら利用しやすいのは「オリックスVIPローンカード」だといえそうです。
さらに、融資限度額について見てみると、「SMBCモビット」と「オリックスVIPローンカード」の800万円が最も高く、続く「ライフティ」の500万円、そして「ノーローン」や「ダイレクトワン」の300万円となっています。こちらも、プロミスやアイフルの融資限度額500万円と比較しても、さほど変わらない金額です。

中堅の消費者金融は、基本的に千円~1万円の融資から対応しています。そのため、少額を希望するという方にはオススメのカードローンです。しかし、オリックスVIPローンカードのように、30万円からの利用となるところもあります。例えば、10万円くらいの少額な融資を希望している方には、20万円余分に借りることになるので、いくら上限金利が低いからといっても、少し負担になるかもしれません。
これらのことからも、金利や融資限度額だけを見て利用するカードローンを選ぶのではなく、ご自身の希望する融資額と金利のバランスが取れているところを選ぶようにするとよいでしょう。

無利息期間で各社を比較

消費者金融を利用する魅力としては、やはり無利息期間サービスの有無は見逃せません。大手消費者金融で扱っているカードローンでは、そのほとんどが実施しているのですが、中堅といわれている消費者金融ではどうなのでしょうか。

名称 無利息期間 起算日
消費者金融カードローン SMBCモビット - -
シンキ「ノーローン」 7日間 契約日の翌日より7日間(完済日翌月以降も適用)
オリックス・クレジット「オリックスVIPローンカード」 - -
ライフティ - -
ダイレクトワン - -

表を見る限り、実施しているのはシンキの「ノーローン」だけということからも、中堅の消費者金融の場合、大手のように無利息期間を設けているところは今のところごくわずかのようです。
ですが、それぞれには無利息期間にも劣らない、独自のサービスを実施しているところもあります。例えば、「ライフティ」。「ライフティPポイント」といって、借入するごとにポイントが貯まるサービスを行っています。なお、貯まったポイントは、元金の返済に充てられたり、利率や利息の優遇を受けることが可能です。
さらに、「オリックスVIPローンカード」では、ビジネスホテルやリゾートホテルの宿泊費、ゴルフ場のプレー、レンタカーなどがリーズナブルに利用できる会員優待を受けることができるサービスもあります。

これらのように、各社では利用者にとって様々なメリットが受けられるサービスを実施しています。また、無利息期間サービスは期間限定ですが、上記のサービスはカードローンを利用し続ける限りは利用が可能です。そのため、期間に制限のある無利息期間サービスよりも、カードローンを長期間利用する方にとっては、こちらのほうが使い勝手が良いのではないでしょうか。

ちなみに、無利息期間はその名の通り、設定されている期間に限って利息が0円というものです。この期間は、当然、実施している消費者金融に利益はありません。一般的に考えて、通常の会社ならば、利益の上がらないことはやらないと思うのですが、なぜ、無利息期間サービスを実施するのでしょうか。それは、サービスを試してもらい、新規顧客を獲得するためという理由があるからです。
それから、カードローン業界で初めて無利息期間サービスを実施したのが、シンキの「ノーローン」だとされています。その設定されている期間も、業界では30日間という期間を設けているところが多いなか、7日で、しかも完済すれば翌月以降は何度でも利用できるという特徴があります。毎月、短期的なお金のやりくりをするという方には、オススメのカードローンだといえそうです。

遅延に掛かる金利・利息について比較

金利と密接な関係にある返済額。その金額は、利用した融資額と日数、金利から算出されます。しかし、病気や失業などの何かしらの理由から、期日どおりに返済できない場合は、毎月の返済の他に「遅延損害金(遅延利息) 」が発生してしまいます。そしてこの金額は、各社が設定した以下の遅延利率から計算されます。

名称 遅延利率
消費者金融カードローン SMBCモビット 20.00%
シンキ「ノーローン」 20.00%
オリックス・クレジット「オリックスVIPローンカード」 19.90%
ライフティ 20.00%
ダイレクトワン 20.00%

表を見ると、ほとんどの遅延利率は、20.0%と設定されているのが分かります。この数値は、利息制限法で決められている遅延利率の上限ですので、これ以上は利率が上がることはありません。ですが、日数が経つとそれだけ遅延損害金(遅延利息)が増えていきます。ちなみに、遅延損害金(遅延利息)の計算方法は以下の通りです。

【借入残高X遅延損害金利率(年率)÷365X延滞日数】

例えば、SMBCモビットから融資額10万円を借りて10日間遅延した場合、遅延利率は20.0%。計算すると、遅延損害金が547円となります。通常の返済額に加えてこちらの金額が課せられますので、余分な負担となります。
しかし、返済が遅れるということは、遅延損害金(遅延利息)が掛かるというだけではありません。消費者金融からの信用をなくしてしまうことにもなりかねないのです。
どういうことかというと、繰り返し返済が遅れたり、遅延日数を長期間延ばしたりしている場合(3ヶ月以上の遅延)、信用情報機関にその情報が記録されてしまいます。 “ブラックリスト”だといえば、分かりやすいでしょうか。これに載ってしまうと、カードローンだけではなく、新たにクレジットカードをつくる場合や、住宅ローン、自動車ローンを組むときの審査にも影響することがあります。しかもその記録は、日本信用情報機構のサイトによると、「契約継続中及び完済日から5年を超えない期間」と、かなりの期間記録されるようです。

つまり、返済が遅れたばかりに、遅延損害金を支払う義務が課せられ、同時に信用情報に登録されるという2重のデメリットを受けることになるのです。このようなことのないように、返済が遅れてしまった場合は、早めに利用しているカードローンの相談窓口に連絡するか、もしくは可能な限り早めの返済を心掛けるようにしましょう。

審査と融資に掛かる時間について比較

大手の消費者金融の審査は、最短で30分と審査スピードが速いところが目立ちます。中堅の消費者金融カードローンでは、どうでしょうか。

名称 審査時間 融資日数
消費者金融カードローン SMBCモビット 最短30分 最短即日
シンキ「ノーローン」 最短20分 最短即日
オリックス・クレジット「オリックスVIPローンカード」 最短1時間 最短即日
ライフティ 最短即日 最短即日
ダイレクトワン 最短即日 最短即日

こちらも表を見る限り、「SMBCモビット」の最短30分や「オリックスVIPローンカード」の最短1時間とあることから、大手の審査と融資に掛かる時間は、あまり変わらないようです。そればかりか、「ノーローン」の最短20分は、大手のそれを上回るほどです。加えて、融資に掛かる日数を見てみると、こちらも最短即日と、同じ日数でした。
また、表にあるカードローンだけで比較した場合、審査時間では最短20分の「ノーローン」が、融資日数に関しては全てが対応していることが分かります。しかし、審査はあくまで最短としていることから、申込者の個人情報や信用情報などによっては、それ以上に時間が掛かることもあるようです

なお、審査については、それぞれのカードローンで設けている審査基準というものがあります。内容については公表されていませんが、一般的には上記にある個人情報や信用情報だといわれています。
そしてこれらから何が分かるのかというと、個人情報からは返済能力がどのくらいあるのかが、信用情報からはキャッシングやローンなどのこれまでの利用履歴が分かります
消費者金融のカードローンは無担保で融資を行っているため、この個人情報や信用情報を調べて審査することは、貸し倒れを防ぐためにも必要なことのようです。

収入証明書が必要な金額で比較

審査に必要とされる書類は、基本的に少額であれば、運転免許証や健康保険証などの本人が確認できるものを提出するだけで済みます。でも、希望する融資額が多い場合は、収入証明書の提出が必要です。それぞれのカードローンで、収入証明書が必要となる融資額は以下の通りです。

名称 収入証明書が必要となる融資額
消費者金融カードローン SMBCモビット 300万円以上
シンキ「ノーローン」 50万円以上
オリックス・クレジット「オリックスVIPローンカード」 50万円以上
ライフティ 50万円以上
ダイレクトワン 100万円以上

収入証明書が必要となる融資額は上記の表の通りですが、融資額が低い場合でも提出が求められることがあります。それは、疑わしい情報だと判断された場合です。例えば、職業や勤続年数に対して明らかに年収が多すぎるといった際は、収入証明書の提出が必要となることもあります。これは、消費者金融は総量規制の対象となっているため、年収の3分の1以上は融資ができないという理由があるからです。仮に嘘の年収を申告されたとして、年収の3分の1以上の融資を行ってしまうと、消費者金融に罰則が課せられます。そのようなことにならないように、収入証明書の提出が求められるのです。
また、この収入証明書については、源泉徴収票や確定申告書などがありますが、給与明細でも提出することができます。毎月発行されるため、すぐに用意ができるでしょう。

ATM利用に掛かる手数料を比較

カードローンの借入・返済をする際は、契約している消費者金融の専用ATMか、提携しているコンビニエンスストア、もしくは銀行などのATMを利用するかと思います。そして専用ATMを利用した場合、各社のほとんどは、借入・返済の際に掛かる手数料が無料です。しかし、提携先のATMでは手数料が掛かることもあるようです。
それぞれのカードローンでは、どのような料金で手数料が設定されているのでしょうか。

名称 手数料
消費者金融カードローン SMBCモビット 1万円以下108円
1万円以上216円
シンキ「ノーローン」 1万円以下108円
1万円以上216円
オリックス・クレジット「オリックスVIPローンカード」 1万円以下108円
1万円以上216円
5万円以上無料
ライフティ 1万円以下108円
1万円以上216円
ダイレクトワン 1万円以下108円
1万円以上216円

※提携しているATM・時間帯によっては、手数料が掛からないところもあります。詳しくは、各消費者金融の公式サイトを参照してください。

表を見ると、「1万円以下が108円」「1万円以上が216円」と、ほとんど同じ料金だというのが見られます。1回あたりの手数料はこのように少ないものですが、何度も利用するという方は負担になることも考えられます。
やはり、なるべくならば、手数料が掛からないように専用のATMを利用するようにしたいものです。ただし、「オリックスVIPローンカード」の5万円以上の利用は手数料が無料という点は、融資額が大きい方には利用しやすいのではないでしょうか。

ちなみに、各社ではATMを利用するだけではなく、インターネットを利用した取引も可能です。指定されている銀行に口座があること、会員になっていることなどクリアしなければならない条件はそれぞれにありますが、手数料が無料だというところもあるので、手許に現金の必要がないという場合には、是非利用したいサービスです。
そしてさらに、24時間利用することができるというのも魅力の1つ。例えば、ATMが近くにないときや行く時間がないとき、また、返済日当日にうっかりしていたときなどにもすぐに対応できるでしょう。

まとめ

以上、「消費者金融カードローンについて各社を比較」について解説しました。消費者金融でカードローンの利用を考えた場合、どうしても知名度の高い大手のものから選びがちです。しかし、上記にもあるように、中堅といわれる消費者金融のカードローンは、それらに決してひけをとらないスペックのものや、魅力的なサービスもたくさんあります。
カードローンを利用したいと考えている状況は、急いでいることが多いと思いますが、もし、少しでも時間に余裕があるようでしたら、これらのカードローンの利用も検討されてはいかがでしょうか。

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