過払い請求前に自分だけでできる準備まとめ

2016年2月4日
過払い請求前に自分だけでできる準備まとめ

グレーゾーン金利の知識を理解して、あなたが法律で定められた金利よりも高い金利で返済していた場合、次に考えたいことが、多く払った利息を取り戻す方法です。弁護士や司法書士に全てを任せる方法もありますが、あなた自身で行うことができることも多くあります。 今回は、グレーゾーン金利の過払い請求をする際に、事前にしておきたい準備について解説していきます。

目次

過払い請求とは?

実際に請求を行う前に、過払い金請求についての理解を深めておきましょう。
過払い請求とは、法律で定められた実質年利率よりも高い割合で、消費者金融などが利用者に対してお金を貸していた場合、払いすぎていた利息を取り戻すために行う請求のことです。
過払い請求は、弁護士などの専門職の人が行うことができますが、お金を借りた本人でも請求をすることが可能です。請求を行い受理されれば、支払う必要が無かった利息が返還されることになります。
過払い請求を行うことで、消費者金融のブラックリストに掲載されたり、消費者金融から嫌がらせを受けたりするような、請求者が不利益を被ることはありません。

過払い金請求前に自分でやっておくべき準備

それでは利息を払いすぎていた方が、過払い金請求を行う前にやっておく準備について解説していきたいと思います。

【1】どこから借りていたのか情報を整理
まずは、どこからお金を借りていたのかという情報を整理することから始めましょう。特に複数の消費者金融などから借りていた場合には、できるだけすべての借り入れ先を思い出してください。もし、思い出すことができなかった場合には、消費者金融などから送付されたメールや書類を検索してみましょう。インターネットから申し込みをした場合には、受付や審査結果メールが送付されている可能性が高いため、入念にメールボックスを確認しておきましょう。

【2】借りていた会社に問い合わせをして明細を入手する
どこからお金を借りていたのか一覧化することができたら、どんな取引を行っていたのかが記載されている明細を手に入れましょう。大手の消費者金融であれば、提示してもらいたい期間を伝えれば、利用明細を出してもらうことが可能です。
また、問い合わせをする際に、過去に使っていたカードが無くなっていたとしても問題はありません。電話で問い合わせをした場合、あなたの氏名や生年月日などをオペレーターがヒアリングすることで、本人確認としてもらえます。

問い合わせをして入手した利用明細には、借りた金額や適用された実質年利率はもちろんのこと、返済をする際に、元本に充当された利用額や利息として支払ったお金の額も記載されています。これらの利用明細に記載されている情報が、過払い額を算出する上で重要な情報となります。

【3】払うべき利息額を計算する
過払い請求を行うために必要な具体的な数字は下記の2つです。

(1)高い実質年利率でお金を借りていた期間に支払った利息合計額
(2)現在の法律で定められた実質年利率で計算した利息合計額

この2つの利息合計額を差し引いた金額[(1)-(2)]が、消費者金融などから取り戻すことのできる過払い金です。(1)の利息合計額は、入手した明細に書かれた支払利息を足していけばいいので、それほど難しくはありません。問題は(2)の利息合計方法です。

(2)は、毎月利息の元となる元本の金額が異なります。なぜかというと、毎月の返済額から利息を差し引いた分が元本から引かれているためです。利用明細を確認してみると、毎月利息の元となる元本の金額が記載されておりますので、その金額に法律で定められた実質年利率を掛けていくこととなります。
計算のもととなる実質年利率は、利息制限法により下記のように定められています。

・借入額が10万円未満:20.0%
・借入額が10万円以上~100万円未満:18.0%
・借入額が100万円以上:15.0%

出資法では、借入額に関係なく実質年利率が20.0%と定められていますが、利息制限法の実質年利率を適用しないと、行政処分の対象となります。計算する際には、利息制限法で定められた実質年利率を利用するようにしましょう。

まとめ

・借入先の洗い出しを行いましょう
・利用明細を借入先から入手しましょう
・支払いすぎた利息額を計算しましょう

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