残価設定ローンって何?メリット・デメリットは?

2016年1月23日
残価設定ローンって何?メリット・デメリットは?

大手車会社がCMで強く押し出した事で有名になった残価設定ローンですが、これは通常のカーローンとリース契約の間にある形態のローンです。今回はその残価設定ローンについて解説していきます。

目次

車の下取りを前提に毎月のローン返済を抑える

残価設定ローンは新車の3~4年後の下取りを前提として、その下取り価格を差し引いた分を返済していくという方式です。

例えば通常の新車購入のローン払いは、新車を購入する為に200万円を借りるとし、通常であれば200万円とそこにかかる利息を24回や36回と言った具合に等分して月々の返済額を決めて返済していきます。そして返済が終了と共に契約が終了してから、購入した車が正式に自分の物になります。

残価設定ローンの場合、まず支払い終了時の車の下取り価格を決めます。
下取り価格の決め方としては、大きな事故や破損、最初に提示された条件などに従って問題が無ければ最初に提示された買取り価格を保証する「残価保証」があるタイプと、最終的に再度査定を行って、最初の査定との差額については追加で支払うタイプの二つが有ります。
下取り価格が決定したら、その下取り価格を差し引いてローンの設定を行い、月々の返済額を決めます。例えば、購入価格200万円、下取り価格が50万円と決まったら150万円と利息を返済していくという形になります。
そして支払いが終了した時点で車を下取りに出して、残っている残価を清算して契約終了となります。もし続けて乗りたいという場合であれば残価を返済して乗り続ける事も出来ますし、新車を再び購入するという事も出来ます。

決められた期間後に車を手放すという意味では個人向けのカーリースサービスにも近いですが、最終的に購入という道も選べるので変則的なカーローンと言えます。

残価設定ローンのメリット

・毎月の返済額を抑えられる
・「残価保証」タイプなら下取り価格を保証され相場の下落時にはお得
・頭金なしでの契約も可能な商品もある

残価設定ローンの一番大きなメリットは、月々の支払額を少なくできる事です。上記の例でも同じ回数で支払いを行うという事であれば、200万と利息を分割払いするよりも150万と利息を分割払いした方が支払額は少なくて済むわけです。

また、「残価保証」がなされている場合は将来的な下取り価格も保証されているというメリットが生まれます。車の下取り価格は相場によって大きく変動するので、将来的な下取り価格が保証より低くても、その価格で下取りしてくれるというのはメリットになります

他にも残価設定ローンは頭金なしでも受け付けている会社が多いという利点もあります。

残価設定ローンのデメリット

・走行距離制限
・汚れや傷などの制限
・カスタマイズの制限
・「残価保証」タイプでは下取り価格が保証されているため、相場の高騰時には損する場合もある

多いのは走行距離の制限で、制限を超えてしまうとその分下取り価格からマイナスされるケースです。また過度な汚れや傷、純正品以外の改造などもマイナスで、酷い場合は下取り拒否という形になる事もあります。
ただし汚れや傷に関しては、普通に自動車を売却する際でも査定額が下がるので、残価設定ローンだけのデメリットという訳ではありません。

これに加えて残価保証の場合は、相場の高騰により保証価格より車の下取り価格が高くなっても、最初に取り決めた保証価格で下取りされてしまうというデメリットが発生する可能性があります。
この場合は他店で売却してその代金で残価清算をするという対処法もあります。これを行う際に気をつけておくべきなのは、利息は残価にもつくので、その分の利息計算も忘れないようにすることです。

残価設定ローンが向いている人・向いていない人

残価設定ローンが向いている人は3~5年単位で車を乗り換える、もしくは売却する予定があるという方です。
「残価保証」タイプなら相場の変動に関わらず下取り価格の保証がされますし、買い替えという事であれば多少の優遇を行うディーラーも多いので支払い終了時期に車を乗り換えたいという方や将来的に転勤で車を使わなくなる可能性があるという方へおすすめできます。
また、月々の負担を減らしたいという方にも向いています。

残価設定ローンが向かない方というのは、乗り換える予定がない方やレースや山道を走る、長距離の通勤に使うなど過度な使い方をする予定がある方です。
通常のローンより支払総額が増えるパターンが多いので、将来的に同じ車を乗り続けるつもりだというのであれば初めから通常のローンを使った方がお得です。
また残価設定ローンの多くは走行距離や車の状態に条件が付いているので、普段から長距離を走る方やキャンプやアウトドアで山道など故障の原因になる場所を走る予定があるかたなどは下取り時に影響を受ける場合があるので注意が必要です。車の改造にも条件がある事が多いので、改造をして遊びたいという方もおすすめできません。

まとめ

・毎月の支払額を抑えられることができる
・「残価保証」タイプなら下取り価格を契約時に保証してくれる
・車の買い替えペースが3~5年の方におすすめ
・車の使用頻度が高い方や荒い道を運転する方は、下取り制限などに注意が必要

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